課題が残るも好投の井上とセカンド窪田、ライトは怪我から復活の宮永

積極的に初球からヒットの中谷

昨年秋の大会に比べかなり成長したエース楳田

待っていた男、怪我から復活!!宮永のヒット

2014年度の戦績表

第24回 南大阪大会 第1回戦 太子グランド 2015.5.4

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 0 0 0 0 0 0 1 0 8 3
守口ボーイズ 0 0 1 2 1 1 X 5 7 1

 ▲楳田・井上−安藤                   ○我妻・青山−秦
    二塁打:中平、楳田                                三塁打:岡崎 二塁打:徳田
 楳田 被安打5 失点4 自責点2 4回2/3 奪三振1 死四球1 WP0
 井上 被安打2 失点1 自責点0 1回1/3 奪三振1 四死球0 WP0
 

秋以降一番しっくりこない試合 8安打も19イニングぶり得点も
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 この試合も投手の立ち上がり良く、打線が元気ない悪循環のスタートで、悔やまれるのが3回先生を許した場面。ワンナウト後、全然タイミングのあっていなかった9番バッターにツースリーと粘られ四球を与えた後、1番バッターにワンボールツーストライクと追い込んだ後、勝負球が高めに浮いて左中間を破られる3塁打を打たれたこと。この1球とその前の四球が投手として悔やまれる。
 あとは、味方のまずい守備と展開が悪すぎで3回以降毎回得点を許してしまったが、投手のせいではない。
 攻撃は、8安打とよく打ったほうだが2度の牽制アウトを含み、打者走者、走者の判断ミスなど度重なる走塁ミスが痛かった。少なくとも4回程度。あと、毎試合3〜4つのエラーでは、打線のつながりを含め今の打撃力ではいくら投手が前半好投してもの猪飼中盤に力尽きてしまう悪循環では、勝てる試合はない。
 何をなすべきか、もう一度練習方法や取り組み方、学び方、そして指導者の教え方など、少しだけ考え方をどうしたら勝てるかを中心に考えて練習や練習試合に取り組んでほしい。
 つまり、基本をもっと覚える、そして教えることが求められている。各自が努力し持てる力を発揮したら負ける気はしない。

第32回 泉州大会 第1回戦 京大原子炉グランド 2015.4.25

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 0 0 0 0 0 0 0 0 4 3
和歌山ボーイズ 0 0 0 1 3 0 X 4 7 0

 ▲楳田・井上−中谷                   ○北野−長島
                                              二塁打:北野、松村
 楳田 被安打6 失点4 自責点3 4回1/3 奪三振1 死四球2 WP0
 井上 被安打1 失点0 自責点0 1回2/3 奪三振3 四死球1 WP0
 

好投も散発4安打で完封負け。悪いパターンが続く、次回打線の奮起に期待する。
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 2試合連続で投手が立ち上がりよく健闘していたが、打線の援護ない状態で辛抱たまらず中盤崩れるというパターンにはまった。
 エラーでランナーを出しても粘りのピッチングの楳田であったが、4回にシングルヒットと2塁打を許してしまい先制される。続く5回は先頭を打ち取るもレフト前ヒットから盗塁を許し、続くバッターがレフト線へフラフラとフライが上がったが、レフトのまずい守備でランナーが帰り2点目。ここで楳田は動揺を隠せず連続四球を与え満塁としてしまい次打者にライト前を打たれこの回3点で4ン点差に開いた。
 攻撃は、最後まで相手投手を崩せず、2回もツーアウトから宮永、中平が連打したくらいで散発4安打と沈黙し、これで12イニング連続無失点が続いている。
 守備も毎回、3〜4つのエラー。打てない打線では1勝が遠い。投手がいくら好投しても限界があり中盤に力尽きてしまう。ここは、打線がもう少し奮起する必要がある。
 この日、昼からの練習と翌日の練習ではパットを振って振ってしたところ、ほぼ全ての選手が薄皮が剥けるという状態。この日、2安打し3打席目もライト前に抜けそうになる強いあたりをセカンドに好捕されたが、打撃開眼の感がある中平だけが、素振りしている証拠として薄皮が一人向けなかった。努力は正直であり、野球の神様はよく見ている。
 つまり、選手のほとんどが真剣な素振りを普段からしていないことが分かった。これでは打てないし勝てない。
 3年の今の時期に来てそう指摘されている選手たちに喝!!
 次の試合では、打撃に期待する。振って振って振りまくれ。そんな練習をしていこう。

第18回 大阪阪南大会 第1回戦 みなと堺グリーン広場 2015.4.4

チーム名 1 2 3 4 5 6 R H E
大阪狭山ボーイズ 0 1 1 0 1 5 8 5 0
堺ボーイズ 1 0 0 0 0 0 1 2 4

 ▲井上・楳田−中谷                宮地・○松川・川村・長尾−木村
                                          三塁打:長尾
 
 井上 被安打5 失点8 自責点4  6回1/3 奪三振3 四死球7 WP0
 楳田 被安打0 失点0 自責点0  2/3回 奪三振1 死四球0 WP0
  
 

全国2位の狭山に5回まで善戦。最後は力差がでたが投手の成長を感じた試合だった。
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 全国準優勝の打線相手に井上は、立ち上がりナイスピッチングをみせた。その裏の攻撃先頭打者キャプテン中谷が初球を積極的に叩きセンター前ヒットで出塁。次打者のショートゴロでランナーが入れ替わり、ワンナウト。故障から復帰していきなり3番に入った宮永がライト前に弾き返して1塁3塁とする押せ押せの攻撃。しかし、ここでスクイズと勘違いするサインミスが出て、バントをしてしまい投手は、ファーストへ送球。この間に機転を利かした三塁ランナー辻岡の好走塁で1点を奪ったが、結果オーライとなり1点どまり。
 2回表はサードとショートのエラーによりノーヒットで同点とされてしまった。野手陣に守りでの積極性のない起こるべくして起こしたエラー。井上が好投しているだけに悔やまれるエラーであった。3回は自身の四球から突如乱れ、ヒット2本で1点を献上したが、レフト楳田の好返球でホームで3点目を防いだ。5回にもヒットで1点を取られたが、ここまでは、強力打線を3回と5回の4安打に抑える井上の好投が続いた。
 しかし、問題は打線である。2回3回6回の三者凡退を含め初回以降はヒットなし、簡単に打ち取られる展開。5回相手投手が2四死球を出し制球が乱れた時に点が取れなかったのが、次の相手の6回表のビッグイニングにつながった。
 井上は、先頭打者をこの日3つ目の三振に打ち取ったまでは良かったが、続くバッターに四球、9番バッターにセンター前ヒット。トップバッターに四球で満塁。ここで動揺したのか、何を思ったのかこの場面でありえない3塁牽制暴投で2点を奪われ、続くバッターにも四球。ここで相手のエースで3番バッターの鋭い一振り振りの3塁打で投手交替。この後もショート、ファーストのエラーでこの回一挙に5点を奪われ勝負あり。
 最後は、力量の差を見せつけられた。井上が5回まで4安打のナイスピッチングをしていただけに打線の援護がなく最後は自滅となってしまった。
 投手力が上がってきたのであるのだから打線の援護で投手が踏ん張れるようになれると思うので、打者は序盤にどれだけ点を取れるかをこだわってほしいと感じた一戦であった。
 展開が変わればもう少し食い下がれた試合となったに違いない。でも、タラレバは野球には禁物。力をつけるしかないと再確認した。

第45回 全国春季大会 支部予選 第1回戦 浜寺公園2グランド 2015.2.21

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 2 0 1 2 1 3 0 9 7 4
あべのボーイズ 3 2 0 0 2 3 X 10 8 0

 ▲楳田−中谷                      小林・西向・西村・○小林−板倉
   二塁打足立、安藤、中谷                            三塁打板倉、大林 二塁打:横井、板倉
 

 楳田 被安打8 失点10 自責点7 6回 奪三振4 死四球3 WP0
  
 

ルーズベルトゲームに歓喜 ミス負けで課題多いが現状では満足。明日につながる試合。
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 初回、相手投手の制球の乱れで連続四死球で出塁するも三番四番が凡退。以前ならここで攻撃は終わるのだが、5番谷田がまたもや四球を選んでツーアウト満塁に、続く足立がレフトオーバーの二塁打で走者二人が帰って先制の2点を奪取した。

 実は足立は、この数週間前まで打つことを予想したこともない打者であったが、猛練習で打撃開眼を認められこの試合で6番バッターに「抜擢」された。3回にもライナーでショートの頭を越す完璧なセンター前タイムリーを放ち、この日は3打数2安打3打点、2四球、守備でも、ファインプレーを見せるなど見事監督の起用に応える大活躍をした。

しかし、その裏、チームの未熟さを露呈。サードのエラー、バントをキャッーが暴投でノーアウト2塁三塁。三番バッターには、完璧に打たれライトオーバーの三塁打。続く四番には、あっさり犠牲フライを打たれて、わずか数分の間に、あっと言う間に逆転されてしまうという、この展開は、まさに小学生レベル、力の差がありすぎると思ってしまうところであった。

2回も相手投手から2四球を選んだが一番二番があっさり凡退でチャンスを活かせず。

その裏の相手の下位打線にトップバッターに死球を与えワンナウト後、9番バッターに二塁打を打たれて、続くバッターにも三塁打を打たれて1対5となった。
普段ならここから、ズルズルと負けてしまうのが、今までのチーム。

しかし、この日は違った。
エース楳田は、このピンチに相手の勢いを止める三振を奪い、続くバッターもセンターフライに打ち取り粘りを見せた。この回の三振は、実に大きな三振だった。

ある代表に言われたが、秋の時は四球四球で崩れ試合にならなかったが、速球も速くなったし、かなり成長してる、夏は楽しみと褒めていただくまでになったのである。

流れを止めたと実感するのは、3回には先頭の三番に入った安藤がレフトオーバーの二塁打を放ち続く楳田がライトフライ犠牲フライ、足立のセンター前で、3対5。3回裏は楳田がエラーで出塁しさせるも後続をピシャリと抑え、四回裏も三者凡退で、連続零封とこちらに流れを引き戻すことに成功した。

方や四回表の攻撃は3四死球と二度のパスボールで同点に追いついた。5回は四球で出塁したランナーを一番中谷が左中間を破る二塁打で勝ち越し。

しかし、その裏、先頭バッターを初球ファールフライで打ち取った直後にセンター前ヒットを打たれ、四球の後、続くバッターはショートゴロ、御誂え向きのゲッツーかと思えたゴロにショートがセカンドランナーの動きに反応、ランナー方向に一緒に動いてしまいゲッツーどころか、打球はセンター前に抜け走者がホームインしてしまった。
その直後、スクイズが投手前、グラブトスでタッチアウトかと思えたが、満塁と勘違いしていたキャッチーがフォースプレーと勘違いするまさかのボーンヘッド。
先のショートの動きといい、キャッチーのボーンーヘッドといい、今後の反省にしてほしい。やらずもがの2点を献上.しかも6対7となる逆転を許してしまった。

しかし、ここでも選手は闘志を捨てずに6回裏の反撃へと繋げた。
ワンナウト後、連続四球で7番井上のタイムリーヒット、ツーアウト後、岩根、中谷の連続タイムリーが飛び出し、一挙三点を奪い逆転。相手に2点差をつけた。

しかし、野球反撃そんなに甘くない。その裏、8番バッターがセンター前ヒットで出塁、続く9番バッターのバント処理をサードがミスしてファーストへ暴投、ノーアウト二塁三塁のピンチ、スクイズ失敗、四球でワンナウト満塁の大ピンチに、向こうの三番バッターにエンタイトルツーベースヒットを完璧に打たれ2点が帰り9対9の同点に追いつかれ、続くバッターがスクイズ、タイミングは完全にアウトだったがタッチが甘く、逆転されここで力尽きて、9対10で負けてしまった。

ここまで詳しく書いたのは、今までにない負けん気で逆転に次ぐ逆転。その思いは大切であり、サインノーミスでベンチワークと選手の動きが一体化したことを示した試合。

一方で、単純なミスを繰り返す技術力の未熟さを露呈した試合でもあった。
 


角度45度でライトオーバーの中平(球は写真左上) 打撃本物

好投する楳田。課題は中盤以降の精神力      2安打と好調の中平