2013年度(2013.9〜2014.8まで)の戦績表

第29回 和歌山大会 第1回戦 有田環境グランド 2014.8.23

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 0 0 0 0 1 2 0 3 7 2
南都ボーイズ 3 0 2 0 0 0 X 5 7 1

 ▲楠本・岡田−川口                      中西・○中島−福井・宮崎
   二塁打:貝塚谷・久井                              三塁打:中西、二塁打:中西
 
 楠本 被安打7  失点5 自責点4 3回  奪三振2 死四球2 WP0
 岡田 被安打11 失点0 自責点0 3回  奪三振1 死四球1
  
Scorebook初回がすべて、エラーだけでなく、全員参加の最終戦は、この学年の集大成。
 このところ好投が続いていた楠本が先発した。初回先頭打者に2塁打を浴び、三盗されこの間に次打者が四球を選び、盗塁され、初回いきなりノーアウト二塁三塁の大ピンチを招いた。3番バッターにもストレートを狙われセンター前に運ばれるとセンターが凡プレーで後逸、この間にバッターランナーが3塁まで達し2点を奪取された。4番バッターには簡単にスクイズを許し初回にいきなり3点のビハインドとなった。
 その裏の攻撃はツーアウトから原田、川口の連続ヒットもツアウトからでは点にならず。初回に単調になりすぎで自慢のストレートを狙われたことから2回は緩急をつけて三者凡退に打ち取り波乗るかと思われたが、打線がタンパクであり、流れが一向にこちらに向かない。
 3回にはライト前ヒットで出た2番打者に二盗三盗と走りまくられ、おまけにホームスチールまで決められる始末。バッテリーの精彩の欠いたプレーで水からを陥れてしまった。ツーアウト後、またもやの死球を与えその直後に3連打を浴び5点差となってしまった。相手の攻撃が長くて守りが長くなると打線がタンパク。これも野球の常識。
 ようやく5回に先頭打者が四球を選び、送りバントが決まり、ツーアウトから笹川のヒットで1点。これで流れがこっちに向いてきたと思っていた6回、原田がセカンド強襲の内野安打で出塁し盗塁も決め、ここで川口のセンターオーバー2塁打で1点。楠本がショート横に打つとワンバンド送球に1塁がミスをして、1塁3塁となった。ここで小森がレフトオーバーを放ち3点目、1塁ランナーも長躯ホームインと思えたが、無情にもアウトの宣告。痛恨のジャジとなってしまった。4回から登板した岡田は0封に抑え、打線も後半に爆発したが、前半戦のミスと連打が響いて追いつくことはできなかった。
 思えば、投手は4人ほどいたのであるが、活躍の波がバラバラで継続して好投した投手は一人もおらず、ちぐはぐな思いもしたものである。同時に活躍する投手がいないと連勝はできなかったし、初戦で敗退というのもあった。
 また、打線は、いつもあと1本出ずで追いつけない、後半からしか場屈しないという遅いスタートや下位打線が全く打てない時期もあった。
 この試合は、いいところも悪いところもすべて出た、第7期の集大成の試合だと言える。良かったところは伸ばし、わるかったところやリズムに乗れないところなどは、高校で確立していけばいいと思う。反省の上に立って前に向かって進んでほしい。そんな最後の全員での試合であった。

第24回 奈良大会 第2回戦 橿原市営硬式野球場 2014.8.13

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
志貴ボーイズ 0 0 3 0 0 0 4 7 11 0
堺ボーイズ 0 0 0 0 2 0 0 2 5 0

 ▲岡田−川口                      中西・○中島−福井・宮崎
   二塁打:貝塚谷・久井                              三塁打:中西、二塁打:中西
 
 岡田 被安打11 失点7 自責点7 7回  奪三振6 死四球3 
  
Scorebook志貴ボーイズは、お手本にしたい素晴らしいチームだった。
 この日の先発岡田は、低めに球を集め適当に荒れていたが、決して悪い投球ではなかった。
 立ち上がり、初球をいきなりレフト前に弾き返されたが、川口が二盗を刺し、次打者を三振に打ち取り、ツーアウト後、3番バッターに左中間を破られたものの次打者も三振ら打ち取り、初回0封に抑えた。2回表も先頭打者にセンター前を打たれたがこの回も2三振と球自体は乗っていた。うちの2回までの攻撃も相手と同じく得点圏にランナーを進める者の1本が出ずというよく似た立ち上がりとなった。
 初回はワンナウト後、笹川がレフト前ですかさず盗塁するも後続が凡退。2回裏も先頭の小森がライト前ヒットに暴投があり、ノーアウト2塁も後続3人が凡退して無得点に終わった。3回4回は者凡退に終わった。
 3回の相手の攻撃で岡田の悪いパターンが再現された。「簡単にツーアウトをとった後、死球」を与えるとなぜか突然乱れモードに入る。初回に2塁打を打たれている3番バッターにセンターオーバーのどでかい3塁打で1点を献上。ツーアウトなのに4番バッターにサード前にセフティーされるとサードがあわてて一塁へ暴投、この間に3塁ランナーが帰り2点目。そして、5番バッターにレフト前を打たれて2塁からランナーが生還してあっという間に3店のビハインドを抱えた。
 岡田は4回5回6回と立ち直りをみせ簡単に相手を抑え込み、こうなると攻撃陣にもリズムが乗り移り、沈黙していた打線が5回裏にようやく貝塚谷、久井の連続レフトオーバー2塁打で1点を返すと、ツーアウト後、原田がライト前ヒットで2点目を奪い1点差に詰め寄った。
 しかし、ここまで粘り強く抑えていた岡田が7回に先頭打者を四球で歩かせると相手打線につかまった。送りバントで1死2塁の後、相手の打線はトップバッターに帰るとレフト前ヒットを連発され、1点を奪われ、この日当たっていた3番バッターにはショート後方というよりセンター近くにフラフラっと上がった打球に外野手はとまり、外野の前にポトリと落ちたヒットで満塁となった。ツーアウト後、5番バッターにセンター前ヒットを打たれ2者が帰り3点目。代打にもセンター前ヒットを打たれこの回一挙に4点を奪われ力尽きた。
 敗因というか、投手には「@先頭打者にしかも下位打線にノーアウトから不用意な四球は禁物。A簡単にツーアウトを取ってからの四死球は野手のリズムを崩し、結果、投手としての信用を失うことになる」という常に言われ続けてきた野球界の常識を理解して、自身の成長の糧にしてほしい。
 この試合を左右したのは、好機の強硬策(裏を返せばバントが出来ない)が失敗。3番4番の中軸がノーヒット、下位の8番9番がノーヒットと打線に明らかに切れ目があったことも敗因の一つである。野手にも「バントが出来ないチームは勝ち進むことはできない」という野球界の常識を送りたい。そう送り(バント)たいのである。打つだけしかない作戦は強いチームには勝てないのである。
 それと志貴ボーイズは、すでに私たちの上を行っていた。見習いたいチームである。

第24回 奈良大会 第1回戦 橿原市営硬式野球場 2014.8.13

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 0 0 0 0 0 1 6 7 10 1
東住吉ボーイズ 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1

 ○楠本−川口                      ▲坪井−川又
   二塁打:小森                                      二塁打:坪井
 
 楠本 被安打5 失点0 自責点0 7回  奪三振8 死四球0 WP0
  
Scorebook東住吉ボーイズとは、設立当初よく練習試合をしていただいた。公式戦は初対戦。
 この試合の勝利は楠本の好投に尽きる。四死球ゼロ、奪三振8の完封勝利である。ピンチは1点を先制した6回裏にワンナウトから連打にライトのまずい守備が加わり、1塁3塁となったのが唯一のピンチでこれも次打者を投手ゴロに打ち取り最後は三振と完璧に抑えた。
 この日の問題はバッターてある。5回まで2安打に抑え込まれ作戦にもならなかった。6回こそノーアウトからヒットで出たバッターが盗塁してワンナウト後レフト前ヒットが2本続いたが、後続が断たれ1点どまり。
 7回にようやく、先頭の貝塚谷がヒット、すかさず盗塁を決めたあと相手投手のワイルドピッチを誘い3塁へと進む。代打玉家が四球を選び、原田はセーフティースクイズを決め、相手が動揺している間に玉家が3塁まで進塁。続く笹川はスクイズを決め相手守備の乱れで自身もセーフとなり原田は3三塁に。楠本のヒット、小森の右中間ツーベースなどでこの回6点を奪う猛攻を見せ一気に試合を決めた。ふたをあけたら10安打の久々の二けた安打を達成し完勝した。

第22回 東大阪大会 第1回戦 水走グランド 2014.7.26

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 0 1 0 0 0 1 3 5 6 2
富山ボーイズ 0 1 2 0 0 0 2 5 8 2

 岡田・山本・▲楠本−川口                  牧・○山口−山本
   二塁打:楠本                                      二塁打:山本、池田
 
 岡田 被安打2 失点3 自責点3 2回1/3 奪三振2 死四球5 
 山本 被安打0 失点0 自責点0 0回1/3 奪三振1 死四球3 
 楠本 被安打6 失点2 自責点0 4回1/3 奪三振2 死四球3 WP1
  
Scorebook
 この試合、同点で引き分け抽選負けであったが、勝てる時に勝てないのは、要所でのエラー、そして、投手の制球が序盤の3回は悪すぎた3回には、4つの四死球から押し出し連発では、しんどい。この回は先頭打者が2塁打を放っただけで、後続はノーヒットだった。押し出しの点のみである。
 打線は、2回にン級から盗塁、ワンヒットで先制。その裏ファーストのエラーでワンヒットのみで同点にあっさり追いつかれたのも痛かった。そして魔の3回。打線も以後、沈黙。6回にはノーアウトで連打し、楠本の2塁打を含んでも1点どまり負けを覚悟するパターンであった。
 しかし、7回に相手エラーから暴投でノーアウト2塁。バントでワンナウト1塁、代打が凡退しツーアウトとなり、最終回、1点差はヒットしかない。ここで貝塚谷のあたりはまたもやショートのエラーを誘い、同点。二つのエラーが重なり勝ち投手の権利がなくなって気落ちした投手が制球を突然乱し、連続四球で押し出し逆転。続く楠本のタイムリーで2点差となった。
 ここで勝ちきれないのが、今のチームその裏、相手の3連打の中にライトのエラーが挟まり、一挙同点とされてしまった。こういう時のエラーは本当に痛い。ここ一番が出ない、ここ一番にエラー。これは強さがない証拠である。そんな取りこぼしの中での抽選負けであった。厳しいようだが、悔しくも惜しいとも思わないゲーム展開であった。このチームの限界を見たがいいところもみた、あとは、選手が実力を発揮するためにどんな思いで残りの大会を勝ちきるのか、久々の初戦敗退で選手が見たものは何か?感じたものは何かを考えてほしい。 
 

第3回 KTふみづきジュニア大会 第2回戦 岸和田グランド 2014.719

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 1 0 0 0 2 0 0 3 8 1
弥刀東ボーイズ 0 0 0 0 1 0 2 3 6 1

 井上▲安藤−中谷                     東・○坂本−福
  二塁打:溝口、安藤                                  本塁打:金沢 二塁打:大城
 
 井上 被安打4 失点1 自責点2 6回0/3 奪三振2 死四球1 
 安藤 被安打2 失点1 自責点1 1回(3/3) 奪三振1 死四球1 
  
惜しくも抽選負け
   
Scorebook
 この日はダブルヘッダーで溝口が初戦に続き好調を持続、3安打の固め打ち放った。初回、その溝口が初戦と同じくまたもやレフトオーバーの2塁打を放ち、ショートの悪送球エラーで先制のホームを踏んだ。後続が断たれ1点どまりは、レギュラー戦、先輩たちと同じ攻撃、ここで、一気に大量点を奪う勢いがほしいところ。
 公式戦初先発の井上は6回まで相手打線を散発3安打1失点に抑える素晴らしいピッチングを披露、この間、長澤臨時投手コーチのアドバイスと教えがそのまま生きたナイスピッチングを披露した。
 打線は、5回にツーアウトから井上のセンター前ヒット、溝口のセンター前ヒット、宮永のライト前ヒットの3連打で2点を先制した。ツーアウトからの連打は大きく、バッティング練習の成果が存分に表れたこの2試合であった。
 7回完投を意識したのか、先頭バッターにレフトオーバーのホームランを打たれ交替となったが、初先発で好投した井上には拍手を送りたい。
 その後交替した安藤は同点に追いつかれたが、いきなり指名され投手の用意をしていなかったので先頭に四球を与えてしまったが、これも向こうはホームランの勢いがそのまま同点に追いついた試合展開であった。その相手の勢いで抽選負けしてしまった。しかし、こう考えると流れを変える1発、ホームランというのは、実に魅力的である。
 しかし、この2試合、2年生はよく頑張った。全員に拍手を送りたい。こりれからもがんばればもっと勝てると思う。そんな明日を予感させる大会であった。

第3回 KTふみづきジュニア大会 第1回戦 岸和田グランド 2014.719

チーム名 1 2 3 4 5 6 R H E
池田ボーイズ 1 0 0 0 0 0 1 7 1
堺ボーイズ 0 0 0 0 6 2X 8 8 1

 ○楳田−中谷                     ▲康本−森岡
  二塁打:溝口                                  
 
 楳田 被安打3 失点1 自責点1 6回 奪三振2 死四球3 WP1
  
 
公式戦初勝利おめでとう
  
Scorebook
 先発楳田は立ち上がりを捉えられた。先頭打者をセンターフライで打ち取ったがライト前ヒットを打たれ、盗塁の後3番バッターにもライト前に運ばれ簡単に1点を失い、その後も四球、ショートエラーでピンチが続いたが、後続を断ち切ったのが大きかった。
 打線は、その裏先頭の溝口がレフトオーバーのツーベースを放つが、5回まで楳田、中谷レフト前のヒット3本に抑え込まれていた。
 2回以降立ち直った楳田が好投を続ける中、打線は沈黙。負けパターンに入りかけていた。
 しかし、5回裏相手の投手が疲れてきたのか、突然制球を乱し6つの四死球とパスボールに安藤、谷田のタイムリーで一挙6点を奪取。6回には、溝口のレフト前ヒット、盗塁でワンナウト後宮永、中谷が四球を選び満塁のチャンスに井上がライト前で走者二人が帰り2点を奪って6回コールドサヨナラ安打となった。
 相手投手の乱れをついた大量得点は立派であり、練習の成果が出たと言える。投手楳田の完投勝利もよかった。初勝利、おめでとう。

第14回 KTふみづき大会 第1回戦 河南グランド 2014.719

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
意岐部ボーイズ 0 4 0 0 0 0 0 4 7 1
堺ボーイズ 1 2 1 0 1 0 X
5 9 2

 岡田・○山本−川口                  ▲中西−井上
  三塁打:川口、原田 二塁打:笹川、小森                   本塁打:関谷 二塁打:齋藤
 
 岡田 被安打4 失点4 自責点4 1回1/3 奪三振2 死四球1 WP1
 山本 被安打3 失点0 自責点0 5回2/3 奪三振2 死四球4 
  
Scorebook
 初回、先頭打者が四球を選ぶと笹川がサードへの絶妙なバントヒットを決め原田が送りバントでワンナウト2塁3塁とし川口が死球で満塁、楠本が押し出し四球を選び先制するも次打者がダブルプレー。相手投手の請求の乱れでノーヒットで1点をとるもここは、一気に大量点がほしかった。先発岡田は、初回を三者凡退に仕留め上々の立ち上がりを見せたが2回につかまった。先頭打がセンター前ヒット、続く5番バッターに左中間ツーベースヒットで1点、史打者には、レフトオーバーのツーランホームランを打たれさらに四球とヒットで4点を奪われ交替となった。
 打線は、四球と岸下のレフト前ヒットで笹川がランナー二人を返すツーベースヒットで2点を追加。その後も3回に川口のスリーベースヒット、楠本タイムリーで簡単に1点を奪取。5回にも原田がスリーベースを放つと川口のサードゴロで原田が突っ込み相手のエラーを誘って追加点を奪った。2回途中から登板した山本は四球が4つと今ひとつの請求ではあったが、打たせて取るピッチングを披露して無失点で切り抜け勝利投手となった。
 依然エラーが目立ったりミスもあるが、打線が2番、クリーナッブが打てば試合展開は断然有利になるし、投手も打たせて取るピッチングは野手にリズムを作り、この流れが効果的なヒットとタイムリーを生む。
 もっとも野球らしい勝利だったと言えるのではないか。こういう野球は楽であり、目指してほしい野球の一つである。そんな勝利であった。

第44回 全国選手権大会 第2回戦 浜寺2グランド 2014.6.28

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 0 0 0 0 0 0 0 0 6 1
高石ボーイズ 0 0 0 3 0 0 x 3 6 0

 ▲貝塚谷・岡田−川口                  ○北山・水畑−岡田
  二塁打:笹川                                     二塁打岡田、久保、吉田
 
 貝塚谷 被安打6 失点3 自責点2 3回2/3 奪三振0 死四球2 
 岡田  被安打0 失点0 自責点0 2回1/3 奪三振1 死四球2 
  
Scorebook
 敗因を一言で言えば、うちらしい負け方。負ける時はこんなものとしか言いようがない試合展開だった。
 強力打線が自慢のラインナップを組んだが、不発に終わった。結果は散発5安打。初回と5回には、三者凡退を含め、相手投手を打ち崩せなかった。とくに立ち上がり高めに浮いた相手投手の不安定さにつけいることが出来ずわずか9球で三者凡退に終わったのが痛かった。ボールを見極めて球数を投げさす工夫が必要であった。また、意味のない初球セーフティーバントやサインミスも重なった。4回にはツーアウトから連打やエラーも重なり一挙に3点を取られてしまった。うちの弱点が出てしまった。グラブに当たっているのに取れきれずにヒットやエラーというミスというか、切羽詰まった根性というか気合というか、選手は選手なりに一生懸命やっているとは思うが、勝ち上がっていくために必要なここ一番に弱さを見せてしまった。また、当たりがうちは写真を見てもらったらわかる通り、笹川の二塁打を除くとヒットがゴロ。また、ポップフライも多く、セーフティーバントも2回平凡な投手ゴロ。方や相手は、ライナー性や長打も飛び出すなど、ここ一番の決定力の差が出てしまった形。
 それと相手は、ミスなしだったことも含め、技術力や体力ではなく向こうの方が一歩上手であったと言えるのかもしれない。
 ただ、序盤はどちらに流れが転ぶか、そういう展開だったので、余計に上述した内容が試合の流れを相手にやってしまったと言える。
 1回裏の高石の攻撃は、1番バッターが二球続いた抜いた球をレフト前に運ばれ犠打とショートゴロの間に3塁となったが、次打者をファーストゴロに打ち取り、貝塚谷が踏ん張った。2回表は逆にうちが楠本のレフト前ヒットと盗塁、セカンドゴロの間にこちらもツーアウト3塁、しかし、続くバッターが凡打。
 その裏の相手は、先頭打者がライトオーバーのツーベースヒットを放ち送りバントでワンナウト3塁とし、続くバッターが四球を選び、1塁3塁のピンチ。ここも貝塚谷がショートゴロを打たせゲッツーで守り切った。
 3回表は、ツーアウトから貝塚谷が出塁も盗塁で際どい判定でアウトとなってチャンス作れず。その裏も四球を先頭バッターに与えると盗塁、送りバントでワンナウト3塁のピンチ、ここも続くバッターのピッチャーライナーを貝塚谷が好捕して3塁ランナーが飛び出すダブルプレーでピンチを凌いだ。
 
 4回表の攻撃は、ワンナウト後、原田が好調さをキープしている一塁2塁の間を痛烈に抜けるライト前ヒットで出塁するとすかさず盗塁を成功させ、サードゴロの間にツーアウト3塁のチャンス、続く楠本のあたりはライナーとなり、先制になれっと一瞬思ったが、レフトが難なくさばいてチェンジとなった。このようにここまでの勝負は互角。若干言えば、相手はアウトカウントが1つ、打ちはツーアウトが多かった。しかし、いずれも両軍の点には至らなかった。
 しかし、その裏の相手の攻撃、ついに無効に流れが行く。ワンナウトから右中間にフラフラっと伸びていくあたりにセンター追いつくも取れずに2塁打となり、前の回に2塁打を打たれている4番バッターをセカンドゴロに打ち取り、しかし、またもやツーアウト3塁・ここも凌いでほしいと誰もが思ったところ、続くバッターはレフト前にポトリと落ちるヒットで1点を献上。ここもレフトがショーバンを取っておれば、3塁ランナーも帰ってこれなかったかもという当たりであった。不運。
 タイムリーを打ったランナーにはすかさず盗塁を決められて、続くバッターは三遊間の深くに打球を転がし、ショートが追いつきグラブに当てたのだが抜けてしまい、2塁ランナーが帰ってしまった。そして、そのまた次打者には3塁へのゴロをエラーしてピンチを広げ、9番バッターには見事にレフトオーバー2塁打を打たれ3点目を奪取された。
 この魔の4回裏。2アウトだったので、なんとかしたかったが、初回から凌いでいた流れは一気に向こうへ相手チームへ転がり込んだ。

 4回に変わった岡田は、相手打者を6回裏こそツーアウトから四球を2つつづけたものの、それ以外はぴしゃりと打者を抑え込んだ。完全復活した。
 6回表は笹川がノーアウトから右中間を破るツーベースヒットを打つも、後続があっさり倒れ、チャンスとはならなず、敗北してしまった。
 以上が敗因のすべて。

第44回 全国選手権大会 第1回戦 浜寺2グランド 2014.6.21

チーム名 1 2 3 4 5 6 R H E
堺ボーイズ 2 0 2 3 2 0 9 9 2
山直ボーイズ 1 0 1 0 1 0 3 6 1

 ○岡田・楠本−川口                  ▲源・大村・墨田−藤井・松浦
   本塁打:原田 二塁打:川口                         二塁打:井上
 
 岡田  被安打4 失点2 自責点2 4回 奪三振1 死四球2 
 楠本  被安打2 失点1 自責点1 2回 奪三振1 死四球0 
  
Scorebook
  初回、ワンナウト後森田の四球を選び、原田が一二塁間の当たりが内野安打を誘い1塁3塁となり、原田が盗塁を決めて2塁3塁に川口の右中間ヒットに2者が生還して先取点を挙げた。その裏、山直は先頭打者が初球を叩きレフト前ヒットで出塁、2番バッターには死球を与えてピンチを招くが、中軸をいずれもフライアウトにして2アウト。しかし、5番バッターに右中間に運ばれ、1点を献上した。ここは、抑えてほしい場面であった。
 2回表、岡田が四球を選び、先頭打者が出塁。竹内はあわやと思う絶妙なバントを決め、続く岸下もセフティーバントするものの決めきれずツーアウト3塁、トップバッター貝塚谷が三振に倒れた。その裏はヒットとバントでツーアウト3塁のピンチを招くもここは岡田が持ち前の踏ん張りを見せた。
 
 3回は、ワンナウト後原田が、ライト前にクリーンヒットを放つと、続く川口は四球を選び、ここで楠本が技ありのライト線を破るツーベースヒットで原田が帰って3点、続く久井の時に暴投で4点目を奪った。

 点をもらったその3回裏、岡田がピリッとしない。先頭打者に死球を与えてしまい、盗塁され続く4番打者にはライト前を打たれ、さらに盗塁もあってワンナウト2塁3塁の大ピンチを背負ってしまった。続くバッターがショートゴロの間に1点を献上。試合の展開はわからなくなってきたが、後続を断ち切ったことが大きい。粘り強さには、自信を持ってほしい。しかし、あっさり追加点もやはり、死球を与えた制球力のなさについて考えるべきであるが、これから始まる野球人生の糧にしてほしい。そうだ、これからです、今から始まる野球人生は。

 4回の攻撃は相手投手の押し出しで3点を奪った。ほんとにミスも多かった。ここで大量得点があればもっと早くに試合は終わっていた。ノーアウト満塁からの押し出しだけの点数にはね注文がついた。

 しかし、試合の終止符を打ったのは、5回表、貝塚谷があわやホームランのあたりを1塁打にしてしまった直後、ツーアウト後に原田の1発が試合を決めた。値千金のツーランホームランであった。しかし、続く川口がライト線に2ベースヒットを打って、あと1点取れば、5回でコールととなっていただろう。しかし、これで、勝負あった。
 続く5回には、変わった楠本がシングルヒットのあとセンターオーバーを打たれ、1点を失ったものの、後続を断ち切り、6回時間コールド勝ちとなった。
 この試合の得点は、1番貝塚谷2本、3番原田3本、4番川口2本と車軸に7本と集中した。つまり役者が打てばみんなが守り抜くといううちのチームらしさがでた試合であった。まだまだ、夏は終わらないぞ。

第36回 浜寺大会 ベスト8戦 浜寺1グランド 2014.6.7

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 0 0 0 0 0 0 0 3 6 0
西成ボーイズ 0 0 1 0 0 0 x 1 3 1

 ▲山本・楠本−川口                  ○岡崎−笹田
                                             本塁打:岡崎
 
 山本  被安打2 失点1 自責点1 2回1/3 奪三振1 死四球2 
 楠本  被安打1 失点0 自責点0 3回2/3 奪三振1 死四球3 
  
Scorebook
  2回戦3回戦を突破してベスト4をかけた大事な一戦。ジンクスを破った直後に一気にファイナルに持ち込めるのか。
 しかし、序盤から重苦しい展開となった。5回まで毎回安打を放つもチャンスらしいチャンスを作れずに相手は、3回にトップを打っていた投手に特大のレフト柵越えホームランを打たれてしまった。
 終わってみればこの1点が重くのしかかり、まるで春季大会の大正戦とかぶってしまう重たい一撃をくらってしまった。この一撃だけであったので本当に悔やまれる。先発山本も調子が悪くボール先行でランナーが出ると弱気が出てしまうのか、以前に戻ったような投球であった。今後の奮起に期待したい。
 そして、うちの打線はすべてフライが真正面。というか、判個分くらいボールに差し込まれていた感があるので気持ち先制されたので固くなってしまっていたのでは?
 また、4回5回と追撃のチャンスがあったのだが、いずれも2アウトから。4回は、2塁3塁で番を持して代打の切り札久井があっけなくデッドボールで満塁。続く貝塚谷がピッチャーゴロ。続く5回もツーアウトから楠本のヒットで原田が3塁へ進み1塁3塁のチャンス。続く笹川はやはり気持ち負けか、もの凄く緊張していたのがベンチからもうかがえた。しかも、相手投手は、いきなりスリーボールだったので最後はフルカウントから四球を狙ったのか消極的に見えた見逃し三振。悔やまれるのは、その前の2球をファールしていたのだから、手を出してほしかった。
 そして、最大のチャンスはこれまで当たりの出ていなかった7番小森が変化球を捉え、打った瞬間ホームランだと思う打球はライトポールをまいて深々とレフト柵を越えた。しかし、無情にもライトポールが短すぎて見ずらいのか、判定は無情にもファール。幻のホームランとなった。
 運がなかったと言えば言い過ぎだろうか、勝負の神様は西成に微笑んだのであった。
 敗因を探せば、一言で言えば技術の問題ではないこと。先取点を取った時と取られた時では、雰囲気が全く違い、ベンチ内が負けムードになってしまうことも敗因の一つであろう。だが、今日の2試合は、このチームの光と影、陰と陽が見えた展開に、負ける時はこんなものでしょう。また、頭を切り替えて選手権に向けて頑張りたいと誓った試合であった。


第36回 浜寺大会 第3回戦
 浜寺1グランド 2014.6.7

チーム名 1 2 3 4 R H E
堺ボーイズ 3 0 8 0 11 8 2
大阪泉南ボーイズ 0 0 0 1 1 3 5

 岡田・○貝塚谷−川口                 ▲喜田・平野−後舎
   三塁打:原田 二塁打:笹川                                            二塁打:芝野
 
 岡田   被安打0 失点0 自責点0  2回 奪三振2 四死球4
 貝塚谷 被安打3 失点1 自責点1  1回 奪三振1 死四球1 
 
Scorebook
  初回、貝塚谷がショート横手に転がすと暴投を誘い、続く森田の送りバントはセカンドのエラーをこれまた誘い、さらに原田の送りバントはサードに取らせる絶妙な内野安打でノーアウト満塁の大チャンス。ここで川口が右中間2点タイムリーヒットで先制。ワイルドピッチで原田も帰って簡単に3点を奪取した。
 3回の攻撃は、相手投手の暴投も絡み打者1順の猛攻。4安打で8点。これで勝負あり、4回に1点を返されるが大勝した。4回コールド勝ちは6期生に続く快挙であり7期生にとっても初の出来事であった。
 大勝したが、投手に不安が残った試合であった。相手のミスが連発したことも大きくて、選手権ではこんな試合にはならないと思うので勝った時にこそ反省すべきである。

第36回 浜寺大会 第2回戦 浜寺1グランド 2014.6.1

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 1 0 2 0 0 0 0 3 6 0
和歌山有田ボーイズ 0 0 0 0 0 0 2 2 7 1

 ○楠本・岡田・山本−川口                 ▲嶋田・坂上−大橋
   二塁打:貝塚谷                                            二塁打:芝野
 
 楠本  被安打4 失点0 自責点0 4回 奪三振2 死四球0 
 岡田  被安打0 失点0 自責点0 2回 奪三振0 四死球0
 山本  被安打3 失点2 自責点2 1回 奪三振0 死四球0 
 
Scorebook
  初回、トップバッター貝塚谷が右中間を破るツーベースの後、森田が送りバントを決め、続く原田、川口が連続四球を選び満塁。ここで楠本がレフト前で1点を先制するも続く打者がゲッツーに倒れ1点どまりで終わった。
 先発楠本は4回まで毎回安打を打たれるも散発で後続を簡単に打ち取り点を許さない気迫の投球を披露した。打線は、3回原田、川口、楠本の3連打で簡単に2点をゲットするも後続の打者3人が凡退、3回で5残塁ともう一つ押せ押せイケイケドンドンの打線がほしいところ。
 5回から登板した岡田もこの日はスタイルを変えて打たせて取るピッチングで、好リリーフをしたが、打線は、この後、勝ち気分で気を許してしまい、交替した相手投手の前に4回以降は3者凡退に打ち取られるパーフェクトリリーフをされてしまう。
 ここで最終回を迎え、山本をストッパー起用したが、先頭打者にレフト前ヒット、ワンナウト後にまたもやレフトに持っていかれ、続く打者にも7番バッターにレフトへ2塁打を打たれ1点を奪取され、なおもワンナウト2塁3塁のピンチ。ここで8番バッターにセンターライナーの犠牲フライを打たれ1点差に迫られたが、2塁ランナーが欲張り3塁を回ってしまい挟まれてゲームセット。冷っとする最終回であった。
 何はともあれ、これで、3大会連続の初戦突破となった。この学年は阪南大会を除いてすべての大会で初戦突破を果たしてきた。念願の2回戦突破を破りたいと強く思った最後の展開であった。
 

第23回 南大阪大会 第3回戦 大泉公園グランド 2014.5.5

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 R H E
堺ボーイズ 0 1 0 1 0 0 0 0 2
8 0
大阪北ボーイズ 0 1 0 0 0 1 0 1 3 10 1

 楠本・▲岡田−川口                 酒井・○舩越−池澤
   三塁打:楠本、貝塚谷 二塁打:小森                    二塁打:池澤
 楠本  被安打8 失点2 自責点0 7回 奪三振3 死四球3 
 岡田  被安打2 失点1 自責点1 1回 奪三振0 四死球1
 
Scorebook
  初回、2本の内野への安打がでたが、ツーアウト後だったので点に結びつかず。先発楠本はまずまずの立ち上がりを見せた。2回は両チームとも点をとったが、うちは小森2塁打からワイルドピッチとエラーで先制。相手も先頭打者がセンター前ヒット送りバントで2塁へ。続く打者がライト前ヒットをライトが雑なプレーで後逸し同点に追いつかれてしまった。
 4回表、ワンナウト後楠本が左中間を深々と破る3塁打。パスボールで楽に1点をとった。ここまでは両軍とも相手のミスをついての特典であった。
 6回表の攻撃は先頭打者川口が四球で出塁するとカウント2ボール1ストライクのカウントでベンチからのサインはエンドラン、楠本のいいあたりは不運にもライト真正面をついてダブルプレーとなってしまった。すると流れは向こうへ。
 その裏、先頭打者に粘られ四球を与えてしまうと続くバッターの初球、強いあたりはサードのエラーとなり、送りバントの後、サードゴロで3塁ランナーが飛び出し3塁ホーム間でアウト。ピンチは終わったかに見えたが、8番バッターにしぶとくレフト前ヒットを打たれて同点とされてしまった。
 その直後の7回表、ワンナウト後、貝塚谷が粘りを見せ7球目を鋭くスイングすると打球は左中間を深々と破り三塁打となる。応援席のボルテージは一気に上がった。ここで、この日当たりの出ていない2番、3番に打席が回る。スクイズを決めたい場面であったが、強硬策に出ると力んだのかセンターフライ、見逃し三振と裏目に出た。春季大会の大正戦と同じく、1点を絶対に取りたい場面を逃してしまった。7回裏はツーアウト2塁3塁の大ピンチを凌ぎ力投した楠本は、安打を打たれながらも要所要所を締め7回を自責点なしで投げ切った。
 試合は今年度、秋季大会に続く2回目の延長戦に突入。8回表はワンナウト後、ライトへのマルチ安打で出塁した楠本がツーアウト後盗塁してゼロ点。その裏、ヒットと送りバントでツーアウト2塁の場面で、2番バッターのライト前ヒットで走者が生還。悔しい悔しいサヨナラ負けで、2戦目の壁を破ることはできなかった。

第23回 南大阪大会 第2回戦 大泉公園グランド 2014.5.4

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 1 0 0 0 1 0 4 6 12 0
池田ボーイズ 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1

 山本・○岡田・楠本−川口                 ▲岡林・高田−金島
   二塁打:貝塚谷、原田、久井                            二塁打:永山
 山本  被安打1 失点0 自責点0 2回 奪三振2 死四球2 
 岡田  被安打3 失点0 自責点0 4回 奪三振2 四死球0
 楠本  被安打1 失点0 自責点0 1回 奪三振0 死四球0 
 
Scorebook
  この日は豪華3投手のリレーで快勝した。散発5安打での初の完封リレーとなった。投手がすっきりすれば試合の流れも必然的にこちらに来る。守りやすくエラーなく、攻撃もつながりを見せる。こんな時が勝ちパターンである。
 初回、貝塚谷がレフト前ヒットで出塁するとワンナウト後3番森田がレフト前ヒットで続き、4番川口の時にワイルドピッチを誘い、2塁3塁で川口がセンターへの犠牲フライを放ち簡単に1点をとった。
 先発山本はスピードの乗った球で先頭打者を三振に打ち取り、好調をキープしている上々の滑り出しとみえたが、ここでアクシデントが山本を襲う、続くバッターの投手横のフライにファースト原田が体当たりして肩を脱臼してしまった。
 後続をなんとか断ち切ったが、球の威力が半減、2回を投げ切った後に岡田と交替。岡田は3回先頭打者にいきなりレフトオーバーを打たれたが、後続を抑え3回を被安打2に抑える好投をみせた。このところの不調を気力で振り払ったナイスピッチングであった。
 打線はヒットを放つもあと1本が出ず5回に四球を選んだ川口が盗塁してツーアウト2塁の場面で小森がこの日マルチヒットとなるセンター前へ弾き返して2点目をとる。
 7回は笹川のレフト前、盗塁後、森田がレフト前ヒットで1点を奪取、続く川口四球でノーアウト1塁2塁で楠本が送りバントを決めワンナウト2塁3塁、小森三振の後、7番に下がっていた原田がここで、右中間を破るツーベースで二人が帰り5対0。ここで代打久井が期待に応えてレフトオーバーを放ちこの回一挙4点をとる4安打の猛攻で勝利をゲットした。

第31回 泉州大会 第2回戦 京大原子炉グランド 2014.4.26

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2
大阪箕面ボーイズ 1 0 0 4 1 0 X 6 10 0

 ▲岡田・楠本−川口                 ○谷口・小谷−初田・平石
                                               二塁打:米崎、石川、菅原
 岡田  被安打6 失点5 自責点5 3回1/3 奪三振1 四死球5
 山本  被安打4 失点1 自責点1 2回2/3 奪三振2 死四球1 
 
Scorebook
  初の2回戦突破に挑戦したが、相手が春季全国大会に出た強豪大阪箕面ボーイズとあってか、選手全員が固くなり、3回以外はすべて3者凡退に抑えられわずか2安打で2塁も踏むことなく敗退した。
 先発投手の制球力とリズム、テンポの悪さにより、必然、守備時間も長くなり、エラーも出るわ、これでは打線もタンパクとなってしまう悪循環。相手の強さ以上にこちらの弱さが出た試合であった。
 阪南大会と同じであり、点差よりも実力差はないと思えたが、2回戦の壁を突破できない気力の壁の方が心配に感じるゲームであった。

第31回 泉州大会 第1回戦 京大原子炉グランド 2014.4.20

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 1 0 0 0 1 0 1 3 7 1
和歌山田辺ボーイズ 0 0 1 1 0 0 0 2 7 2

 ○山本−川口                   ▲葺石−水本
    三塁打:貝塚谷 二塁打:川口                      二塁打葺石、:中本、片井、水本
 
 山本  被安打7 失点2 自責点2 7回  奪三振5 死四球1 
 
Scorebook
  先行が4試合続いている。
 この試合も初回、先頭打者の貝塚谷が初球をたたきショートへの内野安打で出塁すると、岸下のファーストゴロの間に貝塚谷が好走を見せ一気に3塁へ進むと原田がスクイズを決め早々と先制した。先発山本は初回、2回と抑えたが3回に先頭打者の9番バッターにレフトオーバー、トップバッターに右中間に連続2塁打を打たれ先制点を許してしまった。
 4回にもノーアウトからセンター前ヒット、パスボールの後、送りバントでワンナウト3塁で7番バッターに左中間を破られというか、レフトは取れたあたり。それで追加点を許し逆転される嫌な展開も、ここは後続を断ち切り山本が踏ん張った。
 秋の大東畷戦と同じく、キレのいいスピードボールに変化球で要所を締めるピッチング。粘り強さも含め成長の跡が見えたナイスピッチングを披露した。
 5回表は簡単にツーアウトを取られた後、貝塚谷がこの日2本目となるサード強襲の内野安打で出塁するとすかさず盗塁を決め、続く岸下がセカンド頭上越えのポテンヒットでその間に貝塚谷が帰り、同点とした。
 見せ場は7回に訪れた。橋本が執念のサードのエラーで出塁すると続く永井があわやセーフとなる見事なファーストへの送りバントが決まった。この送りバントがこの日の勝因である。
 ツーアウトから貝塚谷に打席が回ってくると、これしかないというライト線をラインドライブで破る3塁打で決勝点を奪った。役割分担が投手も守備もそして攻撃陣もできた試合は、この日のように勝てるのである。
 しかし、実にいい試合であった。初めて大会出場の永井が活躍した指導者にとって嬉しい勝利であった。 

第17回 大阪阪南大会 第1回戦 みなと堺グリーン広場 Bグランド 2014.4.5

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 1 0 0 0 0 0 1 2 6 2
大阪南海ボーイズ 0 3 2 0 0 0 X 5 7 2

 ▲岡田、山本−川口              ○北條−荒木
    二塁打:貝塚谷                          二塁打荒木、公文
 
 岡田  被安打4 失点3 自責点3 1回2/3  奪三振2 死四球3 
 山本  被安打3 失点2 自責点1 4回1/3  奪三振1 死四球0 
 
Scorebook
  初回、先頭打者の貝塚谷が初球をたたくとセンターオーバーの2塁打。2番岸下が手堅く送りバントを決め、続く原田が四球を選び、川口も死球となりワンナウト満塁の大チャンスを作るが5番の久井の四球押し出しの1点どまりとなったのが、最後まで響いた。
 先発、岡田は、制球が定まらずも初回は打者6人に対したが0点で抑えたものの、2回は先頭バッターを三振に打ち取るも続くバッターにツーストライクから粘られレフト前ヒットを打たれると9番バッターに四球を与え、続くバッターのセカンドゴロはゲッツーをとれず、ランナーを1塁3塁に残してしまった。3番バッターにも四球を与え、ツーアウト満塁。3番4番にストライクを取りに行き連打され3点を先制された。制球が乱れ配球が単調になったためである。
 3回表はファーストエラー、死球でノーアウト1塁2塁のチャンスにキャッチャーフライでワンナウト。楠本のライトへの飛球をライトがポロリでワンナウト満塁の好機に続く打者が3塁ゴロでホームアウトのあと2塁ランナーが3塁ホーム間で挟まれてチェンジとなりチャンスを生かせなかった。
 逆に相手は、ピントの後にチャンスありで、ノーアウトからサードのエラーで出たランナーを2本の2塁打を含む連続3安打であっさりと2点を追加。この3回表裏の攻防がすべてを物語っていた。ここで勝負がついた試合であった。
 野球とはミスした方が負け、それと投手はストライクをとれること、打者は選球眼・ボール球に手を出さないこと。野球の基本であることを身に染みた試合だった。相手に負けたのではなく自分に負けた試合であった。

第44回 全国春季大会 支部予選 第2回戦 浜寺1グランド 2014.2.23

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 1 0 0 0 0 0 0 1 6 0
大正ボーイズ 3 0 0 1 0 0 X 4 9 1

 ▲山本・岡田−川口              ○上地−中尾
    二塁打:山本、中谷                             本塁打:中尾、二塁打:森、吉原
 
 山本 被安打7 失点4 自責点4 3回2/3  奪三振0 死四球3 
 岡田 被安打5 失点0 自責点0 2回1/3  奪三振1 死四球0 
 
 
Scorebook
 この試合は何と言っても1回の表裏の攻防に尽きる。初回、ワンナウト後中谷がライト前ヒットで出塁、続くバッター原田の2球目、サインはヒットエンドラン。原田のあたりはライト頭上を見える大飛球、しかし、ここで奇跡というかボールが失速したというか、誰もがライトを越えたと思った打球をライトは回転しながら、高々とグラブを差し出すと見事背面キャッチの超ファインプレーが飛び出した。そして、1塁ランナーが戻れずダブルプレーとなってしまった。
 その裏、大正の攻撃はトップバッターがショートの横をライナー、1死後、3番バッターがライト前ヒットで1塁3塁。ここで相手の4番バッターはワンワン平衡カウントからストレートをレフトスタンドに運びあっという間に3点を取られてしまった。タラレバであるが、表の原田のあたりが抜けておれば展開は全くの逆になっていただろう。野球の怖さを見た試合であった。
 また、3回の攻撃でワンナウト後山本が左中間を破るツーベースを放ち、トップバッターの貝塚谷がサード前に絶妙なセーフティーバントを決めたが、自身はファーストの判定がアウト。ここもツキはなかった。間一髪セーフと言われなかった。ここは苦しかった。続くバッターがレフトオーバーを放って1点を返したが、その前の貝塚谷の判定が響く。続く4回の攻撃もツーアウトからレフト前にヒットでここでレフトが後ろへそらしたがバッターランナーがそれを見落としファーストへ歩いてしまった。慌て走ったが、3塁どまり、通常は1点は取れたがそれが出来なかった。
 チャンスを逃した後には必ずピンチがやってくる。ツーアウトをわずか5球でしとめたものの、四球を与えてしまった。リズムを失う投球である。こんな時には必ず高い確率でピンチを招く。案の定、シングルヒットが続き、ダメ押しの1点を与えてしまった。
 5回には今度はこちらが先頭打者が四球。相手にすれば、せっかく味方がダメ押しを取った直後の先頭打者を四球に。この辺が中学生である。今度はこちらのチャンス到来。送りバントの後、貝塚谷がセンター前ヒットとセンターのエラーで、ワンナウト2塁3塁のチャンス。取られたあとの攻撃なんで会も終盤、1点がほしい場面、スクイズのサインを出せずじまい。2番三振、3番サードフライでチャンスの芽が立たれてしまった。
 勝ち進むには、こんな場面でスクイズを決められないチーム。細かいところが出来ないので1回戦ボーイに甘んじている。しっかりと立て直したいと思ったゲームであった。

第44回 全国春季大会 支部予選 第1回戦 浜寺1グランド 2014.2.22

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 1 3 0 0 0 0 0 4 7 0
和泉ボーイズ 0 0 0 0 0 0 0 0 6 2

 ○岡田−川口              ▲中田−井上
    二塁打:原田                          二塁打:山本
 
 岡田  被安打6 失点0 自責点0 7回  奪三振5 死四球1 
 
 
Scorebook
 この日は、先発岡田が5回まで被安打1というほぼ完全ピッチ。打線も初回にツーアウトから3番原田が左中間ツーベースを放ち、小森のレフト前タイムリーで先制のホームを踏んだ。
 2回は、久井がショート横の深いあたりをヒットとすると続く竹内は、バントで投手のエラーを誘いトップバッターの貝塚谷がライト前ヒットで二人のランナーが帰るタイムリーとなり、続く中谷のバントヒットで貝塚谷が3塁を陥れ、原田のセカンドゴロの間に貝塚谷が帰り、4点目を奪取した。
 しかし、その後、うちの悪い癖で4点を取って安心したのか、打線は沈黙。逆に6回、7回と大きなピンチを招いたがホームでのタッチアウトや最後はダブルプレーで切り抜け、何とか勝ち上がった。
 この試合の教訓は、やはり、打線の勢いが2回で止まり、ピッチャーの好投でしのいだが、終盤は向こうのペースとなり、スコアどおりに勝てた試合ではなかったことを考えてほしい。


第37回 高石大会 第2回戦 浜寺1グランド 2013.11.17

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
住吉ボーイズ 0 0 2 0 1 0 0 2 7 1
堺ボーイズ 0 0 0 1 0 0 0 1 6 5

 ▲楠本・山本−川口                ○山口−迫川
      二塁打:川口、山本   
                    
 
 楠本  被安打6 失点3 自責点3 4回2/3  奪三振1 死四球1 WP2   
 山本  被安打1 失点0 自責点0 2回1/3  奪三振2 四死球2 WP1
 

Scorebook
 先発楠本は1回、2回とヒットは1本ずつ打たれたが、無難な立ち上がりであった。打線は逆に4三振と立ち上がり相手投手の変化球に惑わされた。
 3回の相手の攻撃は、ツーアウト1、2塁でワイルドピッチでピンチを招くと4番バッターにセンター前にはじき返されて2点を先制されてしまった。
 その裏の攻撃は、後連打で1塁3塁のチャンスもツーアウトからであったため生かすことはできなかった。
 4回裏も川口のレフト前ヒットを皮切りに貝塚谷のライト前ヒットで1点をかえしたが、その直後の5回、またしてもツーアウトからワイルドピッチでピンチを招くと4番バッターに今度はレフト前タイムリーヒットを打たれ、痛い中盤での追加点を与えてしまった。
 せっかく味方打線が1点をとり、追い上げムードであったにもかかわらず、先頭打者に四球を与え、暴投も加わえ投手の独り相撲が反撃ムードを消沈させてしまった。投手とは怖いものである。やはり野球は、投手が重責を担っているという教訓的な試合であった。

 

第37回 高石大会 第1回戦 浜寺1グランド 2013.11.17

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
大東畷ボーイズ 0 1 0 1 0 0 0 2 5 2
堺ボーイズ 4 0 0 0 0 0 X 4 6 2

 ○山本−川口                ▲世古・保田−碓井
      二塁打:川口、山本                        
 
  山本  被安打5 失点2 自責点1 7回 奪三振5 四死球3
 

Scorebook
 この試合は、なんといっても山本の好投に尽きる。伸びのあるストレートと縦の変化球がさえて奪三振も5をとり、そして、ランナーを3塁にしても動じず、最少失点で抑えきった。いつもなら、崩れていただろう2回の相手の攻撃はワンナウト後3塁手のエラーでランナーが2塁まで進み、続くバッターが3塁前にバントを内野安打とされると続く9番バッターには死球を与え、満塁。動揺したのか続くバッターを押し出しの四球を与えてしまった。
 いつもは、ここで崩れるパターン、しかし、後続を4-6-3のダブルプレーで守りが好投に答えて、最少失点の1点に抑えた。精神的な成長の跡が見られた山本。今後の当番へ期待を持つ大いなる勝利であった。
 打線は、初回に
森田がショートのエラーで出塁し、続く竹内が送りバントを決め、ツーアウト後川口が先制のツーベースヒット、楠本のレフト前ヒットで川口が帰り2点。原田がレフト前ヒット、山本のレフトオーバー、4連打で4点をツーアウトから取ったことが勝利に結びついた。
 しかし、この後打線は沈黙。攻撃面では課題を残す試合となった。

第43回 関西秋季大会 支部予選 第2回戦 浜寺1グランド 2013.9.23

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 R H E
堺ボーイズ 0 0 0 0 0 2 0 2 7 3
忠岡ボーイズ 1 0 0 0 3 2 × 6 8 0

 ▲岡田・楠本−川口           ○中谷・田中−山本
    二塁打:貝塚谷2、小森                   二塁打:山本
  岡田  被安打8 失点4 自責点4 5回  奪三振2 死四球2 
  楠本  被安打0 失点2 自責点0 1回  奪三振1 死四球2   
 
Scorebook
 初回、森田がワンワンからストレートをレフト前へライナーで弾き返すが、続くバッターが三振し、飛び出たランナーがダブルプレーという最悪の初回の攻撃であった。せっかく、度肝を抜くあたりで出塁したのが、逆に流れを止めてしまった。また、初球のバント失敗もこたえた。
 逆に相手は、その裏、トップバッターを三振で打ち取ったが、続くバッターがセカンドへの当たりを内野安打とされ、3番バッターには簡単に右中間を破られあっさり1点を献上してしまった。
 2回、3回は両軍ともに3者凡退となったが、4回表の攻撃でワンナウト後、貝塚谷が右中間を破る2塁打を放ち、続くバッターはセンターフライでツーアウト2塁の場面。バッターは得点圏打率が6割を超える4番川口。totalでも4割を超える川口の当たりは、痛烈なセンター前ヒット、2塁ランナーが止めることができず、ホームでタッチアウト。3塁ランコーの判断の重要性を考えさせられた。
 そして、5回に好投していた岡田が捕まる。打者2人に初球と2球目を狙われ連続レフト前ヒットでノーアウト1塁2塁のピンチを招くと続くバッターがバントし、内野安打となり満塁。またしても3番バッターにもスリーボールワンストライクのカウントで甘く入ったストレートをライト前に運ばれ、2点目、なおも満塁のピンチ。4番バッターはセカンドゴロでバックホームでワンナウト。5番に押し出しを与え3点目。6番バッターのレフト前で4点のビハインドとなった。
 6回表、ツーアウトから森田がセンター前、続く貝塚谷のこの日2本目のツーベース(レフトオーバー)でノーアウト2塁3塁のチャンスをつかむと3番小森の連続2塁打で2点を奪取。追い上げムード。
 しかし、6回裏には二つの四球、監督はタイムをかけ、もう1点も許されないとマウンド上で内野手に注意と集中を促したが、ツーアウトからサード、ファースが立て続けにエラーで2点をとられ、ここで力尽きた。
 とくに6回はノーヒットでダメ押しの2点をとられるという最悪のパターンで力負けしてしまった。
 気持ちや集中力、そしてその結果としてミスが続けば勝てる試合も勝てない。


第43回 関西秋季大会 支部予選 第1回戦 泉南市民の里グランド 2013.9.21

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
泉州ボーイズ 0 0 0 0 3 0 0 0 0 3
6 2
堺ボーイズ 2 0 0 1 0 0 0 0 1X 4
9 1

 岡田・○楠本−川口            山本・▲濱崎−柿崎
    二塁打 楠本、森田、小森                       二塁打:西阪

  岡田  被安打7 失点3 自責点3 6回1/3  奪三振7 死四球3 
  岡田  被安打0 失点0 自責点0 2回1/3  奪三振0 死四球0 

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最終回に公式戦初出場で守備も打席にも立った玉家の努力に拍手を送りたい!!

こちら岸下も4回にセーフティーを決め追加点の足ががかりとなった。

絶妙バントの竹内。あわやヒット

絶好調の原田、このあたりが痛烈なゴロとなりライト前へ余裕のヒット

完全復活した岡田も力投を見せて後続をピシャリと抑え込んだ